三好長慶伝 〜未完全な天下人〜
作者名: pange
【出だし200文字】
 少年は久しぶりの青空を思う存分に満喫していた。  馬に跨りどこともなく大地の上を疾駆する。肌の上を駆け抜ける気持ちよきそよ風を全身に感じながら、少年は「わぁぁぁぁ」と、日ごろの憂さを晴らすかのごとく大仰に叫んでいた。  城での生活はそれ自体決して悪くないが、そればかりでははっきり言って退屈だった。連日、学業だ武芸だ儀礼だと学ばねばならぬことが山の如くあったが、遊び盛りの少年にとってそんなものはど//
キーワード 歴史 三好長慶 天下人 松永久秀 戦記 戦国時代 バッドエンド 復讐 戦争 合戦 織田信長 悲劇 実話系 長宗我部元親 十河存保 
種別 連載〔全179部〕
ジャンル 歴史
文字数 828,907文字
掲載日 2009年 05月 30日 09時 53分
最終投稿日 2010年 07月 17日 11時 55分
Nコード N0310H
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【あらすじ】
織田信長登場以前の戦国は、各地に群雄が割拠する、主人公無き熾烈な乱世だった。だが、都を支配し、各地の群雄よりも一歩も二歩も抜きん出た最強の大名がいた。彼こそ、戦国史上初の天下人と称えられた三好長慶である。阿波の土豪の子に過ぎず、父を主君細川晴元に殺され、以来逼塞を余儀なくされていた不幸の御曹司は、ついに主家を圧倒し、幕府をも牛耳る天下人になった。如何にして三好長慶は天下人になれたのか。下克上によって成り上がりながら、自らも下克上の餌食となっていく彼の栄枯盛衰を描く……、予定でしたが、既に三好長慶と、その後継者三好義継は死んで、織田信長の時代に突入しています。長慶、義継の跡を継ぎ、織田、長宗我部元親と戦いつつ、三好の存続に人生を注いだ悲運の武将十河存保の物語が始まりましたので、読んでいただけましたら幸いです。
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