桜人 ―― 源氏異聞
作者名: 塔真 光
【出だし200文字】
 紫式部は、このところ憂うつだった。日になんども溜め息をこぼす、そんな毎日をおくっている。  気がめいるのは年のせい。  ということに式部はしておきたかった。たしかに、五才の孫娘から「おばあちゃま!」とよばれる身なのだ。足腰がよわり、体が思うにまかせない。  しかし、それよりもなによりも、あの源氏の物語五四帖が悩みの種になっていることは、式部本人にもよくわかっていた。  皇后の彰子(しょうし)に仕//
キーワード 伝奇 源氏物語 安倍晴明 芦屋道満 酒呑童子 京都大学 
種別 連載〔全136部〕
ジャンル ローファンタジー〔ファンタジー〕
文字数 516,389文字
掲載日 2017年 05月 27日 11時 37分
最終投稿日 2017年 06月 29日 00時 08分
Nコード N0649EA
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【あらすじ】
だれにも読まれないよう、千年のあいだ封印されつづけている源氏物語の新帖。それにこめた紫式部の思いとは? 
絵空事を書いたために地獄におちたと噂される式部の真実を求めて、孫娘が新帖の行方をさぐります。
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