作者名:
イラリバナナ「市川昭子」
【出だし200文字】
■第1章■ 出張先の出来事
空港に降り立った途端、澪の身体から汗がほとばしるように流れ出た。
日本より半月近く早く夏が訪れる香港であるが、東京と比べると気温は高く、
その蒸し暑さは言葉では言い尽くせないほどの不快感をもたらす。
蒸し暑い外気を遮断した港内でしばし休息した吉野澪は、
年数回を数える香港出張をこなすため、
慣れた歩調で港内を歩き、いち早く税関を出た。
空港を出ると同時に、再び蒸し暑//
| キーワード |
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| 種別 |
連載完結済〔全31部〕 |
| ジャンル |
文学
|
| 文字数 |
67,298文字 |
| 掲載日 |
2009年 12月 22日 07時 30分 |
| 最終投稿日 |
2010年 01月 20日 06時 34分 |
| Nコード |
N0906J |
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【あらすじ】
外資系の会社に勤務する吉野澪(みお)は今年28歳になった。
キャリアを積み語学が堪能な澪は海外出張が多かったが、それ以外は
日々淡々とした暮らしを送っていた。そんなある日、香港の出張で知り合った同じ会社の社員であるイタリアの青年、マッシモ・ぺリオに淡い恋心を抱く。しかし、彼は実家の事情で会社を辞め、イタリアに帰国した。
同僚の話から帰国先は本社のあるパルマだと知った。
偶然にも1ヶ月後には澪も本社パルマへの転勤が決まっていた。
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