隠匿するホテル
作者名: kud
【出だし200文字】
 ホテルに着いたのは、夕暮れも終わる頃だった。  山の稜線には細く光る太陽の残滓が連なっているがすぐに消えるだろう。  重厚なガラスドアが音を立てず開いたと思ったら、もう日は落ちていた。ロビーは誰もいなく、フロントに黒いスーツの男が一人佇んでいる。だが、わたしに気がつかないのか俯いたまま動かない。  毛足が長く赤い絨毯は足音を飲み込み、冷たい静謐に首筋がひやりとした。  フロントの男の正面に立ち、//
キーワード 伝奇 シリアス ダーク 
種別 連載〔全6部分〕
ジャンル 純文学〔文芸〕
文字数 5,145文字
掲載日 2016年 07月 28日 10時 47分
最終投稿日 2016年 12月 14日 00時 54分
Nコード N1158DL
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【あらすじ】
ある場所から見つかった手記をいくつかご紹介する。
これらの手記は、誰がいつどんな目的で書いたのか不明であり、目下研究中である。
書いた人たちはみな、ホテルに隠されているらしいというのが現時点での推測である。
この事から手記を、隠匿するホテルと名付けた。
まずは始まりと思われる手記「頷いて男の手を──」からご紹介しよう。

※即興小説(http://sokkyo-shosetsu.com/author.php?id=1497394669)で書いている連作掌編です。加筆修正したものをイベントで無料頒布してます。こちらにアップしてるのは無料頒布してるものと同じです。
※ホラーな空気はありますがグロテスクな表現はありません。
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