ボイスメモ
作者名: ふしの
【出だし200文字】
 どうも今日は。話す相手も居ないし、暇だから、勝手にひとりで喋って行く事にする。後から聞き返して恥ずかしい思いをするのも、日々を彩る陰気な趣味として良いかも知れないからね。こっちへ越して来てからこの方、快適な暮らしをさせて貰っているよ。ご近所さんも皆良い人ばかりだし、良い人と云っても、下の階の人なんかには未だ会った事もないけれどね。最初はご挨拶でも差し上げようと考えてはいたが、いつだったか、この部//
キーワード 怪談 夏のホラー2016 
種別 連載完結済〔全6部〕
ジャンル ホラー〔文芸〕
文字数 5,793文字
掲載日 2016年 07月 07日 20時 13分
最終投稿日 2016年 07月 31日 22時 00分
Nコード N1406DK
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【あらすじ】
 この春から社会人になり、生まれて初めて実家を離れて一人暮らしをする事になりました。
 職場から近く、駅近、コンビニ近、家賃は五万円以内で探していたのですが、幸い素敵な物件が見つかり、少し古いけれど、何となく惹かれる所があったので、私はこの裏野ハイツに入居する事に決めました。
 最初は心細かったですが、それよりも仕事が忙しかったのと、同じハイツの人達も皆さん良くして下さり、今はもう寂しくありません。

 そうして新生活にも徐々に慣れて来たある日、仕事から帰ると玄関のポストに知らないスマートフォンが入っていました。
 傷だらけでしたが、ボタンを押すと電源が入ったので、よくない事だと思いながらも中身を覗いて見ました。
 パスワードがかかっている訳でもなく、すんなりとホーム画面が出て来ましたが、そこにはボイスメモのアプリがぽつんと入っているばっかりで、開いて見た所、五つの音声ファイルが保存されていたので、私は順番に聞いて行く事にしました。
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