若者はこう生きろ!うしのフットボール
作者名: 万吉
【出だし200文字】
1.始めなければ始まらない 頭の上から、突然怒鳴られた。 「そこの二人、あきらめんと、はよ走らんか、ばかたれ」 驚いて見上げると、そこには鬼が立っていた。 「え、うそやろ」 赤木は一瞬自分の目を疑った。 坂の上から赤鬼が見下ろしている。 そんなあほな。 もう一度見上げると、それは赤いランニングパンツをはいていた。 頬がこけて、顎が尖がっている。唇が分厚く、足にはナイキのシューズ。 ひょっとして先//
キーワード 青春 生き方 若者 人生 感動 人生哲学 生きる道 どう生きるか 強く生きる 達成感 星球大賞 責任感 人の道 フットボール 高校生 
種別 連載完結済〔全26部分〕
ジャンル ヒューマンドラマ〔文芸〕
文字数 71,165文字
掲載日 2013年 11月 18日 11時 57分
最終投稿日 2013年 12月 31日 18時 02分
Nコード N1705BW
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【あらすじ】
地方の公立高校には珍しいアメリカンフットボール部を舞台にした青春小説である。約30年前、青空高校のサッカー部の1年生「うし」と「どろさん」を中心に、アメリカンフットボール部(最初は同好会)が旗揚げされた。動機は単純「かっこいいことしてみたい」

ワル仲間を募り、学生時代にフットボールの選手だったという顧問の鬼塚先生を得て、連中はひたむきに練習に打ち込む。初めての練習試合では、当時日本一だった関西学院大高等部に120対0という大敗を喫したものの、翌年には60対7と詰め寄る。そして、創部から2年後には見事関西大会出場を果たすことになる。その間には中だるみもあり、一時は解散の危機に直面する。また受験という壁も立ちはだかる。しかし、鬼塚先生の揺るぎない信念と、キャプテンである「うし」の一途さが部員を結びつけて、創部2年での関西大会出場という快挙を成し遂げた。最後の檜舞台では、実力を発揮できないまま終わるが、連中は、この部活動を通じて生涯続く心の糧を得ていく。

閉塞感が蔓延し、若者が「生きている実感」を得られないまま、凶悪犯罪の低年齢化や、生きていくすべを知らないまま大人になるものが多く出ている現在である。本作品は、部員と顧問が一丸となって、片田舎で大きな夢を実現した過程を若者に示すことにより、多少なりとも若者が現在を生きていく上での助けになればと書き上げたものである。作品全体を通じて、主人公の「うし」
に対して語られる先生の言葉を通して生き方の、あるいはリーダーとなるべき者のあるべき姿を示唆している。

特に小学校時代の担任の先生のリーダーの役割についての諭を前向きに受けとめつつ、キャプテンの「うし」が単調な練習をいやがる部員との軋轢に対処するくだりや、鬼塚先生が、練習を怠けた部員に対して社会に出てからのために今の苦労があると諭す場面に、生き方の多くが示されている。

スポーツを通して心身ともに伸びゆく若者を描き、生きる上で大切
な心構えを押し付けがましくなく、表現したくて書いた作品である。

以前「まぐまぐ」に連載していた小説のリメイク版である。
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