作者名:
弥招 栄
【出だし200文字】
肩に当てたバイオリンのA線に、ゆっくりと弓を当てた。
チューニングマシンの針が、ちょうどAの目盛りを指す。
当たり前だ。たった今調律したばかりなんだから。
俺は目を閉じて、エチュードを奏で始めた。幼いころから、ウォーミングアップ代わりに、何千回も弾いてきた曲。
もしかしたら、歩くよりも簡単に弾けるその曲を、指先に神経を集中し、一音一音、丁寧に追っていく。
そして、最後の音。C。
弓の//
| キーワード |
色小説 音楽 絵画 ハンディキャップ 希望 シリアス 文学 青春 大学生 現代(モダン) |
| 種別 |
短編 |
| ジャンル |
文学
|
| 文字数 |
8,661文字 |
| 掲載日 |
2006年 11月 26日 01時 45分 |
| Nコード |
N1999B |
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【あらすじ】
バイオリン奏者を目指して音大に通う恭一。しかし、彼は突然、音を失ってしまう。絶望にとらわれた彼の前に、一人の女が現れた。彼女は――
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