カインの血族
作者名: 森下里虎
【出だし200文字】
 敷き詰められた土が、そこから顔を出した名も無い草が、それをなびかせる風が、その日は妙にざわついていた。  日焼けした肌がじりじりと騒いで、全身の皮がびんと突っ張る。  次第に血が滞るように感じられ、手足の末端がひしりと痛んだ。 「水……」  異常なほどの乾きに我慢ならなくなり、リューイはベッドから身を起こした。  家族の寝入った部屋を抜け、欲するがままに歩みを進める。  荒々しく木戸を開ける//
キーワード ヴァンパイヤ バンパイヤ 吸血鬼 メイド 羽 中世 シリアス ダーク ホラー ミステリ オカルト 少年 美形 モンスター 
種別 連載〔全1部〕
ジャンル ファンタジー
文字数 4,205文字
掲載日 2007年 06月 28日 00時 53分
最終投稿日 2007年 06月 28日 00時 53分
Nコード N2345C
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【あらすじ】
これは呪われしカインの血族の物語である。アダムとイブがエデンの園を追われて後、次なる生命として生み出されたのがカインとアベルであった。ヤハウェの愛が弟のアベルに傾いたことによって、カインは嫉妬に駆られ実の弟を殺してしまう。それを隠蔽した罪により、カインはエデンの園を追われた。『カインを殺す者には七倍の報いがある』という伝承を残して……。そうして時は流れ中世ヨーロッパ――闇と光りの狭間に紛れ、カインの血族は確かに存在した。忌み嫌われる呪われた一族として――
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