明けぬ夜に動く針
作者名: 桐谷瑞香
【出だし200文字】
 月明かりが家々を照らす中、今日も食堂『やすらう亭』は人々の温かな空気と談笑で溢れていた。  その食堂では、焦げ茶色の髪を緩い三つ編みで結った女性が、机と机の間をきびきびと動いていた。歩きながら、机の上にのっている空になった食器を片づけていく。そんな彼女に向かって、椅子に座っている客は手を挙げた。 「すみません、ノーラさん、注文いいかい?」 「はい、少々お待ちを! 食器を置いてから行きますね」 「//
キーワード シリアス 恋愛 西洋ファンタジー 明けぬ夜 百人一首アンソロジー 
種別 短編
ジャンル 異世界〔恋愛〕
文字数 12,733文字
掲載日 2017年 03月 15日 21時 44分
Nコード N2415DW
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【あらすじ】
食堂の給仕をしているノーラは、時折訪れる行商人の青年に恋をしていた。だが翌日も来ると言った日を境にして、彼はノーラの前から姿を消してしまう。音沙汰がない彼を心配して待っている中、ノーラは不思議な家に導かれる。そこには見るも麗しい女性が椅子に座っていた――。雨が降りゆく明けぬ夜に、終わりはくるのか。
◇◆『百人一首アンソロジー さくやこのはな』参加作品◆◇
【担当和歌:〇五九】やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな(赤染衛門)
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