作者名:
弥招 栄
【出だし200文字】
……うわぁ。本物だよ。
後楽園にあるスタジオで、叶人(かのと)はいつも実際の歳よりずいぶんと若く見られる童顔を、軽くこわばらせていた。それは彼だけのことではない。彼同様、スタジオの壁沿いに並んでいる若い役者連中も同じこと。
――なんで、こんなチョイ役のオーディションにまであの人がいるんだ?
基本的なエチュードとカメラテストを終えて、あとは面接を残すのみ。そのために、この部屋に移動して――
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| キーワード |
原爆 映画 被爆者 平和 感動 シリアス 文学 戦争 実話系 社会問題 現代(モダン) 昭和 |
| 種別 |
連載完結済〔全6部〕 |
| ジャンル |
文学
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| 文字数 |
22,525文字 |
| 掲載日 |
2007年 06月 30日 00時 33分 |
| 最終投稿日 |
2007年 07月 05日 00時 11分 |
| Nコード |
N2438C |
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【あらすじ】
売れない役者、近藤叶人は、巨匠ウィリアム・マーニーがメガホンをとる原爆映画のオーディション会場にいた。両親が被爆者である自分なら、もしかして有利なんじゃないかという思惑とともに。だけど……今の日本が平和なのは、本当に原爆が戦争を終わらせたからなのか?
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