千夜を越えて
作者名: 木村薫
【出だし200文字】
 「おめぇは俺の子だ」 空も海も赤く染め上がっている。背後に迫る山はすでに夜の深く濃い藍に包まれて,潮風が酷く冷たくなって顔を覆う薄麻の布を巻き上げる。  「おめぇは,俺の子だ」  海の陽と潮風で褐色に焼けた肌と髪,全身の盛り上がった筋肉。ボサボサに伸びた口髭。見るからに漁師といった荒々しい風貌。  どれも似ていない。ハルンツは思わず自分の後ろを振り返っていた。その後頭部に苛立った濁声が投//
キーワード 異世界 魔法 少年 希望 成長 中世 ハッピーエンド ファンタジー エンターテイメント 美形 貴族 魔法使い/魔女  
種別 連載完結済〔全90部〕
ジャンル ファンタジー
文字数 283,491文字
掲載日 2008年 01月 13日 11時 10分
最終投稿日 2009年 06月 02日 08時 26分
Nコード N4369D
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【あらすじ】
奏でる音の力で精霊を動かす中世の異世界。広大な大陸の果てに住む少年ハルンツ。彼が唄うと,世界が大きく動きはじめた。稀代の魔術師の血と力を受け継いだ事に気付き,旅立ち,出会う仲間と戸惑いや決意をしていく一章と二章。やがて,大きな過去と向かい合い,未来を見定め希望を見出す三章。音楽と希望と再生をテーマにした『王道』的な主人公の成長物語です。お陰様で無事完結しました。
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