片手にわたしの武器を握って、
作者名: 鯨井あめ
【出だし200文字】
その日、舞子は晩御飯を作る気力が底をついていた。 入社3年目にして、連日の残業が積もりに積もって積み重なり、美味しいものを食べたいという食欲も、おしゃれな夕食を作りたいという満足心も、何もかも、すべてを根こそぎ押しつぶされていた。 定時をとっくに回った時計を睨みつけ、どうにか日をまたぐ前に仕事を終えた彼女は、ふらふらとした足取りで駐車場に向かい、愛車であるホンダのライフに乗り込んだ。 そうして//
キーワード 日常 女主人公 現代 平成 社会人 仕事 女子高生 すこし感動 文フリ短編小説賞2 ネット小説大賞六感想 
種別 短編
ジャンル 純文学〔文芸〕
文字数 4,544文字
掲載日 2017年 06月 03日 21時 37分
Nコード N4654EA
⇒感想ページへ
⇒レビューページへ

【あらすじ】
わたしは、久々に空を見上げた。彼方まで澄み渡っていた。今までどうして、気づけなかったんだろう。こんなにも透明で、こんなにも深く、こんなにも美しいのに。
高く遠くまで続いているから、その眩しさ故に、いつしか見失った気になってしまうのだろうか。
でも、明日世界が滅んだらどうするのよ。

仕事に疲れたOLがすれ違ったふたりのJK。
会話は交さず視線も合わなかった。ふたりは彼女に意識すら向けなかったはずなのに。「明日世界が滅んだら?」という、質問ひとつで、それだけで。
きっと彼女は、その日を一生忘れない。
縦書きPDFで小説を読む
*スマートフォンをご利用の方へ*
一部スマートフォンの仕様により正常に閲覧が行えない場合がございます。