透明の向こう側
作者名:
【出だし200文字】
 深夜の海は、まるで周囲の音の一切を呑み込んでやろうと意思を持っているかのように物憂げな暗さをひっそりと生温かい海面に漂わせている。風もなく、小波すらコンクリート護岸には打ち寄せない。月の出ていない今夜、闇は音のすべてを海に盗まれ、その海をも溶け込ませて人々の眠りを覆っている。  その静かな闇の中に、七階建の白い建物がほんのり浮かび上がっている。  住宅地の中のその病院は、駐車場に設置された病院名//
キーワード シリアス ロマンス 恋愛 
種別 連載完結済〔全115部〕
ジャンル 恋愛
文字数 332,475文字
掲載日 2008年 06月 21日 16時 45分
最終投稿日 2009年 01月 05日 01時 23分
Nコード N5004E
⇒感想ページへ
⇒レビューページへ

【あらすじ】
主治医と患者として出会った真由と有薗。友人として交流を深め合うが、いつしか真由は有薗に愛情を抱くようになり、おともだちごっこにピリオドを打つ。しかし有薗もまた真由を愛し始めていた。彼の愛を受け入れようとしない真由、彼女を愛したい有薗。大人の恋愛、家族愛の枯渇、真由の心の闇・・・。二人は手を取り合うことができるのか。
縦書きPDFで小説を読む