リトルハーフジャイアント
作者名: T木S夫
【出だし200文字】
 深夜。水平線の向こうに太陽が生まれた。  それを見つめる異様な一団が居た。  夜空を照らす輝きはあまりに強く、一団は一様に瞳、いや、光を感受する機能を制限した。  光を見つめ続けてどれほどの時間が経っただろうか。  雷光に遅れて雷鳴が轟く様に、世界は一つの音に包まれた。  何かが爆発する様な、  何かが消失する様な、  何かが生誕する様な、  そんなあまりに大きな音だった。  あまりに大きな音だ//
キーワード R15 近未来 シリアス 男主人公 未来 不老不死 ゴーレム 発明 
種別 連載〔全22部〕
ジャンル 空想科学〔SF〕
文字数 46,933文字
掲載日 2017年 07月 29日 01時 18分
最終投稿日 2017年 08月 16日 00時 02分
Nコード N6447ED
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【あらすじ】
 昔々のお話です。
 一パーセントの閃きを九十九パーセントの人類が手に入れてしまった狂った時代がありました。
 発明者が乱立し、発明品が溢れ返ったその時代、人々は時の流れと共に更新されて行く発明を受信し、また自身が作り出した発明を世に発信していました。
 受信と発信の速度は加速して行きました。毎年、毎月、毎日、毎時間、毎分、毎秒と。
 眼を開けば発明が目の前に現れます。耳を開けば発明が聞こえていきます。口を開けば発明が溢れ出していきます。
 そして、戦争が起きました。発明戦争が起きました。
 国を滅ぼす細菌が生まれたら、死者を蘇らせる妙薬が作られました。
 空を飛ぶ翼を作ったら、それを自動で撃ち落とす大砲が生まれました。
 体が液体に成るスーツが出来たら、周囲を瞬間的に凍らせる手袋が出来ました。
 毎秒毎秒人が死にました。
 毎秒毎秒人が蘇りました。
 毎秒毎秒人が異形に成りました。
 毎秒毎秒人が勇者に成りました。
 発明戦争はとても長い間続きました。何でこんな戦争が起きたのか誰もが忘れてしまうほどの長い時間が過ぎました。
 けれど、ある日、唐突に終わりが見えました。
 一パーセントの閃きが九十九パーセントの人類から消え去りました。
 狂った時代が終わりました。
 もう人類に発明品を作る事はできませんでした。
 もう人類に発明品を直す事はできませんでした。
 もう人類に発明品を理解する事はできませんでした。
 それでも戦争は続きました。
 持ち寄る発明が壊れるまで。
 持ち寄る体が壊れるまで。
 壊れて、壊れて、壊れて、壊れて、壊れ続けて。
 発明戦争は終わりました。
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