赤い森
作者名: 鈴代なずな
【出だし200文字】
■1  隊商というものがある。  商人たちが、商材を積んだ馬車――といっても引くのはもっぱらラバやラクダだが――の編隊を組み、町から町へ渡り歩くという一団だ。  これは道中で賊に襲われないようにするための、自衛連合というべきものだった。そのため、時には医師団などの全く異なる業種の者たちとも行動を共にする。  もっとも本来、隊商と呼ばれるのは貿易や運輸を行うものだが、単純な行商の集団も同様に呼ばれる//
キーワード シリアス 男主人公 少年 少女 旅 隊商 森 災害 鍛冶屋 
種別 連載完結済〔全46部分〕
ジャンル ハイファンタジー〔ファンタジー〕
文字数 110,065文字
掲載日 2017年 07月 30日 15時 29分
最終投稿日 2017年 09月 19日 01時 00分
Nコード N7260ED
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【あらすじ】
■0
「お前は、呪いの子だ――」
 少女はそれを聞いていた。
 目の前の男が、少女をじっと見つめている。少女もじっと、それを見つめていた。
 狂った瞳。絶望し、失望した――”赤”だ。
 少女は不意にそれを感じた。
 赤い瞳。黒々とした赤い瞳が、そこに映る少女をも赤く染め上げている。
 少女はじっと見つめていた。赤い瞳――赤い男。それがまさしく赤く染まっていく様を。それ以外のもの全て……空も、地面も、空気さえも赤く染まる様を。
 少女はじっと見つめていた。
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