月の白さを知りてまどろむ
作者名: 藤村 由紀
【出だし200文字】
 それは黎明が訪れる以前のことだ。  かつてこの大陸がただ一つの古き国によって支配されていた頃、北の岩山には一匹の大蛇が棲んでいた。  蒼く固い鱗に覆われた体は小さな城を飲み込めるほどに太く、また長さは大陸の半分を囲ってあまるほどもあった。  蛇は人々がその存在を知った時、既に深い眠りの中にあったが、時折軽く身じろぎをすれば、ひどい地揺れが町や村を襲い、多くの民が犠牲になったという。  古き国//
キーワード R15 残酷な描写あり 異類婚姻譚 伝奇 和洋ファンタジー 娼館 異能 駄目なじれじれ 大体貧乏籤 アイリス恋愛F大賞8 
種別 連載〔全134部分〕
ジャンル 異世界〔恋愛〕
文字数 579,335文字
掲載日 2012年 06月 02日 12時 00分
最終投稿日 2017年 09月 07日 23時 14分
Nコード N7885BF
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【あらすじ】
かつて大陸を救った神が代価として欲したものは、美酒と音楽と人肌だった――。その三種を伝え後の世に栄える享楽街アイリーデ。聖娼と芸楽と美酒によって名の知れたこの街には、大陸中から多くの客が集まり、だがその一方で人を害する《化生》が密やかに存在していた。―― 神話正統の妓館「月白」の主でありながら、化生を捕らえる巫女である少女と、王都からやって来た化生斬りの青年。二人の出会いと前後して、街には不穏な影が差し始める。(第伍譚まで完結。新章開始)
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