作者名:
牧屋美邦
【出だし200文字】
辰次が足を止めたのは、その娘の表情がひどく暗かったせいだ。<KBR>
立ち止まった拍子に首筋を木枯らしが撫で、慌てて綿入れの前をかき合わせた。掛け行灯に明かりがともり始め、軒を連ねた料理茶屋や水茶屋は賑わいを増してくる刻限である。<KBR>
茶と|鼠《ねず》の縦縞に柿色の前垂れを掛けた娘は、年のころ十七・八、近くの茶屋の小女のようで、こぎれいな面立ちをしていた。<//
| キーワード |
嫉妬 江戸時代 シリアス 文学 恋愛 R15(15禁) 残酷な描写有り |
| 種別 |
連載〔全3部〕 |
| ジャンル |
恋愛
|
| 文字数 |
13,509文字 |
| 掲載日 |
2008年 03月 15日 16時 45分 |
| 最終投稿日 |
2008年 04月 20日 23時 54分 |
| Nコード |
N8640D |
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【あらすじ】
茶店の娘お峰は、ふとしたことから時三郎と深い仲になる。駆け落ち同然に生家を出奔するが、二人の蜜月は長くは続かなかった。男のために身を堕とすお峰と、時三郎に兆す女のかげ。
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