午前三時、202号室の団欒
作者名: 西田三郎
【出だし200文字】
 今日、駅からアパートに戻るまでに陽炎を見た。  ブラウスが汗で素肌に張り付き、こめかみから汗のしずくが顎へ伝う。 その日は大学で学内合同企業説明会があった日で、あたしはリクルートスーツを着ていた。虫眼鏡で炙り殺される蟻みたいな気分だった。 駅から徒歩七分。悪くない距離だ。文句を言うなんておかしい。 「でもマジで……マジで死にそう。ああもう」  あたしは事情があって大学三年のときに//
キーワード サイコホラー 夏のホラー2016 裏野ハイツ 女子大生 日常の恐怖 パラノイア 奇妙な隣人 狂気 崩壊する日常 女性一人称 悪夢 老婆 子供 
種別 連載完結済〔全10部分〕
ジャンル ホラー〔文芸〕
文字数 21,668文字
掲載日 2016年 07月 24日 12時 57分
最終投稿日 2016年 07月 24日 13時 56分
Nコード N9501DK
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【あらすじ】
【『夏のホラー2016』参加作品】 家族との折り合いが悪く、あたしは一人暮らしを始めた。築三十年の木造2階建てのアパートだったけれど、住人の人はみんないい人たちばかり。楽しい一人暮らしが始まると思ってた……でも、ある日、奇妙なことに気づく。たとえば103号室に暮らしている親子のお父さんが、まるで違う人に変わっていたり、その家のお父さんだと思ってた人が、102号室に住んでいたり……それに深夜、空き家のはずの隣の部屋から、強烈なすき焼きの匂いと、楽しそうな団欒の声がしたり……。
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